コミュニティFM大分析 #10【2023年の振り返り】
- koshibatakashi
- 2月24日
- 読了時間: 3分
更新日:3月2日

こんにちは。「コミュニティFM大図鑑」のコシバです。
コシバが長年調査・収集した情報を分析して、目黒先生の解説と共に紹介していく「コミュニティFM大分析」。
2023年12月31日の「サンデー防災Open.Lab」では、いつもの分析ではなく、ゆるりと2023年のコミュニティFMなどあれこれを振り返りました。
■コシバが出演するようになったきっかけ
2021年4月に全国のコミュニティFMに向けてスタートした『みんなのサンデー防災』ですが、目黒先生はコミュニティFMが防災に役立つとは認識していても、その全体像や傾向、課題がどうなっているかを知らなかったそうです。
コミュニティFMについて知らないと、その傾向に合った解決策を提案できませんし、共有もできません。
基礎材料を作るためにコミュニティFMに詳しい人を探していましたが、FM HOT 839(神奈川県相模原市)に取材に行った際にコシバを推薦され、2023年元日にゲストとして出演することになりました。
そこでの感触が良かったのか、4月から月1回のレギュラーになりました。リスナーの皆さんからも好意的な反響が寄せられているそうです。
■「大分析」今後の展望について
コシバはこれまで、個々の局の事例をずっと調べていましたが、全体的な傾向を調べるのは初めてでした。しかし、回を重ねて分析を続けてみて形になって見えてきました。
目黒先生は「コミュニティFM大分析」でやってきたことを踏まえて、これまでの単純な集計からクロス集計に踏み込んで、コミュニティFMの関係者の皆様に役に立つ新しい知見・情報を出していきたいとおっしゃっていました。
また、コミュニティFMのスタッフの方々の声も聞いてみたいな話していました。
コミュニティFMは互いのテリトリーが重ならず競争関係にないので、良い事例を真似しても他局の経営などに影響は及ぼしません。良い情報共有ができれば、全体としてコミュニティFMが良い方向に進んでいくと思います。
■2023年のコミュニティFMについて
2023年は全国5か所で開局した一方で、2か所で閉局しました。閉局の理由は役目を果たしたというよりは、経営的な問題の方が多いです。
また、役目を果たしたという判断は、放送局側というより行政側が下したケースがありました。
兵庫県尼崎市では「エフエムあまがさき」が市の委託金が打ち切りになって一旦放送を終了しましたが、有志が電波を止めるなと立ち上がって放送継続に動き、クラウドファンディングなどで資金を集めて、「みんなのあま咲き放送局」として10月2日に放送を再開しました。

官から民へ、ダウンサイジングした身の丈に合った放送局としての再出発。これが上手くいけば、他の地域でも応用できるのではないかと思います。
ご覧頂き、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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